アマゾニアソイル水槽立ち上げ期間について

目的

ソイルや水槽の仕様により立ち上がり期間が違いますが、ADA アマゾニアソイル(ノーマル)薄敷きにて立ち上がりを考察しました。栄養系ソイルで水質安定まで2か月、3か月と言われています。

実際に水質検査を行い

早期にレッドビーシュリンプが導入できる適切な時期が水槽立ち上げ後2か月後と判明

検査方法水槽立ち上げ後1.5か月後にレッドビーシュリンプを導入した結果を記載します。

水槽環境

水槽30センチキューブ水槽
床材(ソイル)ADA アマゾニア ノーマルタイプ  薄引き1センチ
フィルターテトラ ツインブリラントフィルター
水草 他ウイローモス マジックリーフ アマゾンフロッグピット 木

 

水槽立ち上げ期間について  9月1日水槽立ち上げ

①水槽床にADA、バクター100を付属スプーンで2.5杯まんべんなく撒く。

②ADAアマゾニア(ノーマルタイプ)を1センチになるように平らにしながら投入。

注目:1リットルカップ3杯入れると1センチになります。

③既設の水槽から種水(500ml)とカルキ抜きした水道水を入れる。

水槽上の棚を使用してエアホースで時間をかけて水を入れてます。初めはエアフィルターの出口にホースを入れるかスポンジにホースを当てて、平らにしたソイルに穴が開かないように水を入れます。

④テトラ ツインブリラントフィルターを設置、稼働。

⑤水質調整材(4点)

・マジックリーフ1枚

・テトラブラックウォーター 規定量投入

・テトラバイタル 規定量投入

・錦えび パワーバランスミネラル 最後にパワーバランスミネラルをTDSが100ppmになるように投入

※今回は調整材を水質安定前に投入しましたが、水替えを行うので水替え後の方が無駄にならない。

9月8日(立ち上げ1週間後)

⑥ヤマトヌマエビ4匹導入(パイロットフィッシュ)

注意:過去に水槽立ち上げ当日に導入すると亡くなってしまう生体がいました。

苔がガラス面に付く頃にヤマトヌマエビを入れると亡くなりませんでした。

⑦週1回、餌を与えながら10月(1か月)待ちます。

9月15日(立ち上げ2週間後)

⑧水槽壁面にうっすら苔が付き始める。

10月1日(立ち上げ1か月後)

⑨水質検査実施 10月1日
検査項目試験試薬結果
アンモニアセラ  NH4/NH3テスター
亜硝酸塩テトラ NO2テスター
硝酸塩セラ  NO3テスター25

⑩硝酸塩を目標値10以下にするため、週1回、1/3程度水替え実施。

10月8日(立ち上げ1か月1週間後)

⑪週1回の水替えにより硝酸塩が20付近でレッドビーシュリンプを導入。(抱卵個体あり)

結果 元気がなかったが水替えを行い、状態改善した。現在まで亡くなることなく生存。

⑫硝酸塩が0に近づく様に週1回水替え実施。

10月15日(立ち上げ1か月2週間)

⑬レッドビーシュリンプの動きが活発でないため水質検査。

⑭水質検査実施 10月15日
検査項目試験試薬結果
アンモニア未計測未計測
亜硝酸塩テトラ NO2テスター
硝酸塩テトラ セラ  NO3テスター15

一番右が硝酸塩 ピンクになっています。白になれば0

10月22日(立ち上げ1か月3週間)

⑮他水槽から稚エビのみ導入。

結果 稚エビ消失 稚エビにはこのような水質への移動は向かないと判断した。

⑯水質検査実施 11月1日
検査項目試験試薬結果
アンモニア未計測未計測
亜硝酸塩テトラ テスト 6in1
硝酸塩テトラ テスト 6in110以下

 

10月29日(立ち上げ1か月4週間)

⑰導入時、抱卵個体の稚えびが生まれる。

結果 11月7日まで順調に成長中

⑱水質検査実施 10月29日
検査項目試験試薬結果
アンモニア未計測未計測
亜硝酸塩テトラ テスト 6in1
硝酸塩テトラ テスト 6in15以下

11月7日(立ち上げ2か月後)

⑲シュリンプの調子の良い水質状況、稚エビも、親えび共に活発的に活動。

⑳水質検査実施 11月7日
検査項目試験試薬結果
アンモニア未計測未計測
亜硝酸塩テトラ テスト 6in1
硝酸塩テトラ テスト 6in10

まとめ

 

硝酸塩は毒性が低いが多い場合問題となるため、0に付近にあることが望ましい。

特に稚エビは小さいため、状態確認を行うことが難しくいつの間にかいなくなってしまうので

親えびの良い状態(つまつまスピード、エサの食いつき、動いている個体が多い)か確認しながら水質調整を行う必要がある。

現在9月1日立ち上げの水槽は11月1日に抱卵の舞も始まり。導入した4匹のメスもすべて抱卵している状態。

抱卵個体を水槽に導入し生まれた稚えびも生存確認でき順調に成長している。

硝酸塩も数値が多いと問題となる。10以下となるように調整する。

冒頭で述べた生体導入時期が2か月~3か月は正解でした。

水槽環境の作成にはそれぞれレシピがある中で一番安心してレッドビーを導入する時期が、水槽立ち上げ3か月後であれば水質は安定しているでしょう。

注意:今回は種水を入れました。1.5か月でレッドビーシュリンプを入れ、調子を上げの調整を行い、レッドビーは生存できましたが種水がない場合は生体導入時期が遅れます。

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